14.海の豊かさを守ろう
SDGsの17個のゴールの中でも、『海の豊かさを守ろう』、は皆さんが一番聞き覚えのある目標ではないでしょうか。
海は地球の7割を占め、この豊かな海には20万種類もの生物が生息しています。私たちの生活を支え多くの恵みをもった海が、今、私たち人間の手によって破壊されています。海の深刻な問題といえば、プラスチックゴミによる海洋汚染を思い浮かべる人が多いと思いますがその前に漁業資源の乱獲について紹介します。
国連食糧農業機関(FAO)は世界の魚の33%が穫られ過ぎてい流と発表しています。近年、魚を獲る量が増加し多くの生き物が絶滅の危機にあります。WWFによると、海洋生物個体群の規模は1970年から2012年にかけて49%減少したと言われています。世界人口76億人のうち30億人が魚を摂取していて、農林水産省によると主要国一人当たりの食用魚介消費量ランキング(年間)で日本は3位にランクインしています。そのためこのゴールは私たちにとって身近なものであります。
去年大阪で開催された『G20』の首脳会議で様々な議題が話し合われたがその中でも大きく取り上げられた中に海洋プラスチックについての対策ありました。マイクロプラスチック は深刻な問題を生み出しています。絶滅危惧種を含む700種もの生物が死んでいるうちの92%がマイクロプラスチック の誤植によるものだと言われています。日本海には世界平均の27倍のマイク ロプラスチックが漂っていて海の生態系に甚大な被害を及ぼしています。この背景には2018年に中国がプラスチックゴミの受けいれを禁止したことや海流の影響で日本に流れてくることがあります。特にプラスチック容器や、発泡スチロール、人工芝、プラスチック包装や工場から流れ出るプラごみが1番の原因です。日本のプラスチックのリサイクル率は84%と世界的にみてかなり高いほうですが、このほとんどがサーマルリサイクルです。リサイクルと聞いたら、分別して捨てたプラスチック製品が、プラスチック製品を製造する際に”再利用”されていることを想像すると思います。ですがサーマルリサイクルとは“プラスチックごみを燃やした際に得られる熱エネルギーを回収するリサイクル”のことです。日本のプラスチック対策は遅れているといえます、、、世界のプラスチックゴミは大部分が燃やす、埋める、そのまま捨てられています。このままでは「海のプラスチックの量は、2050年までには魚の量を 上回る」と言われています。
私たちにできること。
常に『5R』を意識しよう!!
『5R』とは、
・Refuse=不要なものはもらわない。
・Reduce=ゴミの発生量や資源の使用料を減らす
・Reuse=そのままの形で再使用すること
・Recycle=再資源として再利用する
・Repair=修理しながら長く使うこと
のことです! 文章:Kako
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