8.働きがいも経済成長も

SDGsの17の目標の8番目には「働きがいも経済成長も」というものが定められています。
これはすべての人のための継続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進すると定めています。長期的な経済成長を継続していくためには、生産性を高めた産業の拡大が必要となります。それと共に、その要となる労働者が獲得する収入や健康、教育、就業機会を平等にし、著しく不利な立場に置かれる人をなくすこと、そして人々が適切で継続的に営める生活を送れる環境を作ることが重要です。収入やその他の面における不平等は長期的な経済成長を著しく阻害すると考えられています。
 これらを打開するためにこの目標8では持続可能な経済成長の達成、そしてそれを実現するために不可欠である包摂的、かつ持続可能な雇用の拡大を目指しターゲットを定めているのです。
ここにもさまざまな課題があり、すべてを紹介することは難しいので一つ紹介したいと思います。 
皆さん、児童労働という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
児童労働とは人手が足りないなど様々な理由で子供を働きに出すことです。子供は本来勉強をして世の中を知っていかなくてはならないのに、働かなくてはいけないため、勉強は二の次になってしまいます。江戸時代の日本も、いや戦後でさえもこのような状況がありました。勉強する時間がなくて世の中を知ることができない、それによってまともな職につけなくなり、その子供も、親を、家を助けるために働かなくてはいけないという負の連鎖に陥ってしまいます。この負の連鎖を止めるにはどういったことが必要でしょうか。私は自動化をすることが大切だと思います。
 例えば日本を代表する商社の三菱商事は貧困改善と環境保全のためコロンビアの小規模農家を支援するプロジェクトの中で製品の自動化を実施しています。製品を自動化することでそれまでその仕事に注いでいた労力を大幅に削減することができると思います。
 ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現するには?  日本国内でディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)実現するための取り組みとしてはどのようなことが行われているのでしょうか。例えば安定した労働の機会や、収入を得る機会を作るため、「働き方改革」はその顕著なものと言えます。労働機会や収入は同一労働同一賃金など非正規雇用の処遇改善により実現を目指しており、長時間労働の是正や柔軟な働き方がしやすい環境の整備などにより仕事とプライベートの両立などもはかろうとしています。また、性別による不当な扱いを是正するため女性の活躍推進として女性活躍情報の「見える化」の徹底・活用の促進や経済分野における女性リーダーの育成なども積極的に行われています。
文章:Shuhei
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