7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに
エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
地球温暖化による海面上昇、生態系の変化は刻々と勢いを増して私たちの住む地球を蝕んでいます。石油や石炭などの化石燃料に頼りすぎた結果、地球の自然の仕組みが私たち人間の手によって破壊されているのです。
このような状況を打破すべく、このSDGsの7つ目の目標はあります。目標を達成する上で最も大事なのは、再生可能エネルギーの生産・効率を世界全体で上げることです。SDGsの設定以前からの取り組みにより、2017年には水力を含む再生可能エネルギーの共有が世界全体で20%を越しました。そして、それらエネルギーの発電量は1960年代の発電量の約56倍です。また、太陽光発電のインフラにかかるコストもこの10年で約4分の1、風力発電のケースでは約2分の1に減少しています。
このように、SDGsのおかげで加速した再生可能エネルギーの生産と供給率の改善を述べてきましたが、まだ十分とは言えません。この目標のターゲットの一つに、 * 『2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国及び小島嶼開発途上国、内陸開発途上国のすべての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。』 とあります。今現在、世界には5人に1人が電力の使えない状況にいます。2030年までに上の国々にエネルギーサービスを普及させるには、加速度を上げてインフラ整備や後進国への投資を行わなくてはなりません。
主な方法として、国際機関の取り組みを二つ紹介します。一つ目は、国連開発計画(UNDP)が行っている太陽光発電機の普及活動です。ボツワナ政府と協力し、貧しい人々や母子家庭を優先的に手頃な価格で発電機を提供しています。二つ目は、JICAが行っているエネルギー開発支援です。インドネシアには大量の地熱資源があるにもかかわらず、利用率は約3パーセントほどにとどまっています。地熱発電所の建設には多額の費用とリスクがかかることから、JICAは地熱発電計画のプランニングと建設を支援しています。
このように、国際機関が後進国を支援する活動が加速し投資が増えれば、SDGsの7個目の目標達成は見えてくるでしょう。私たちの夢を実現すべく、私たち自身ができることもあります。「エネルギーをみんなに」とスローガンにあるように、節電を徹底し電気を行き渡らせることです。
* 電気をこまめに消す
* 昼の時間帯になるべく行動する
* 家電の省エネモードを活用する
* 冷蔵庫をすぐ閉める
など、簡単なことを1人1人が行うことで、私たちの手で少しずつ協力することができるのです。みんなが過ごしすく、地球に優しい環境づくりに一緒に取り組みましょう! 文章: @yaga.c_jmg
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