11.住み続けられるまちづくりを

住み続けられる街ってどんな街?
この11番目の目標は安全で,災害が起きても回復できる持続可能な街づくり、スラムの改善、脆弱な立場にある人々(女性、子ども、障害者、および高齢者などなど)に配慮し、公共交通機関の交通の安全性改善、などいろいろなターゲットが含まれています。その中でも一番焦点が当てられているのが「都市部の急激な人口増加」と「スラムとその住民」です。
まず、世界人口の半分以上が都市部で暮らしています。あと10年もしないうちに都市部の人口が、6割の50億人にも登ると言われています。都市膨張は発展途上国で多く見られていて、それだけ大勢の人が快適に暮らして行けるような街を実現するための目標を掲げています。急激な都市の人口増加は、物件が足りなくなり住居費が急騰したり、水道設備や公衆衛生などのサービスが行き届かない、大量のゴミ処理、環境汚染を引き起こすなど様々な問題に繋がってしまいます。
過去に中国で人口増加の影響でPM2.5による大気汚染が話題になりましたよね、、、2019年の調査によると大気汚染が原因の早期死亡者数は全世界で年間880万人。主な原因はPM2.5とオゾンです。
また人口が密集している場所には必ずと言っていいほどスラムができます。発展途上国の都市部に住む30%であり、アフリカでは55%という比率です。スラムが増えると治安が悪化したり環境汚染にもつながります。また、スラムに住む人々は十分な医療や教育が受けられないため持続可能な社会の開発を妨げてしまいます。
その対策として、現在実施されているのは高齢者を配慮した共有スペースの確保、インフラ設備の強化、大気汚染などを広げないような都市の構造、低所得者に向けた住宅建築や増築の支援などです。実際に日本で行われているのは、エコカーの導入、冷暖房などのエネルギー効率を高めたスマートホームやスマートビル、グリーンビルの建設、廃棄物の削減などなど、、つまり自然や環境に配慮した街づくりが住みやすい持続可能な街づくりに繋がるのです。  文章:kako
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