4.質の高い教育をみんなに
4.質の高い教育をみんなに
今回は4つ目のプレートの《質の高い教育をみんなに》というものについて書いていきます。
求められているもの ●誰もが平等に質の高い教育を受けられる
●こどもも大人もいつでも学ぶことができる
まず僕がこの説明をしていくにあたって一人の人物を紹介しなければいけません。
それは去年八月から今年三月の上旬まで僕の家にホームステイしていたニックです。
彼はフィリピン人で、まさにこのSDGs No.4を実現しようと日本にやってきました。
僕は、彼が来るまでは平等な教育というものについて、考えたこともありませんでした。日本にいては考えさせられる機会がなかった、といったほうが適切でしょうか。小学生のころから世界規模の教育の平等に関心があって調べていたという人は少ないと思います。これはやはり日本の教育水準が高い(2019年5月の時点で世界で7位)にもかかわらず、あまり世界に目を向ける機会がないからだと思います。そこで僕たちが発信することで、1人でも多くの、僕たちと同じ年代だけでなく、多くの方々に届けることが出来ると思っています。
ニックはフィリピンには読み書きができない子供がたくさんいるのだと教えてくれました。そこで調べてみたところ、2017年時点で文字の読み書きができない人は約7億5000万人(世界の15歳以上の6人に1人)いることがわかりました。日本人口のおよそ6倍もいるなんて信じられませんよね。しかし、これが事実です。 そこで僕たちに出来ることを共有していきたいと思います。
僕たちが1番初めに英語を始めた時に使っていた本、辞書等を送るという形で協力することができます。しかし、日本語は他の国では使われていないため、なかなか英語だけで書かれている本を見つけることは難しいです。そこで、海外にいる友達、外国人の友達などに呼びかけることで多くの絵本を届けることが出来ると思っています。
ニックに聞いてみたところ、英語の物だけでなく、日本語の本でも絵が多いものであれば十分だという返事をもらいました。小さい頃は絵本の中の絵を見てものを覚えます。そこには文字という概念は無く、絵があります。
現地には少なからず教えることのできる人がいます。言うならば、これはニックです。現地は現地で活動を行っているので、ここに絵本というツールを送ることで、世界の識字率は格段に上がると思います。
問題なのは当事者意識がないこと。今、僕はこんなに偉そうに言っていますが、僕もつい最近まで自分達の力が必要だということに気づいていませんでした。そこで、僕が今できるのはこう言った活動を通じて1人でも多くの人に意識を持ってもらうこと、行動につなげてもらうことだと考えています。
影響力をさらに上げていかなくてはならないと思っているので、読んでくれた方、ぜひ拡散していただけると嬉しいです。
文章:Shuhei
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